小学校の先生の授業でいろいろ整理できた話
2016/10/03
先生が苦手でした。
子どもの頃からずっと。
好きになれた先生も少しはいたけど、高校までの12年間で1人とか2人とか、そんなものでした。
そんな私ですが、いま教員支援の仕組みをつくるお手伝いをしています。
その一環で以前インタビューさせていただいた小学校の先生と、後日お話する機会がありました。
「教師は生徒にとって、どうしても1年限りの『点』の存在。『線』になるものがやりたかったから、キャリアコンサルタントとかの資格を取って、いろんな人の相談に乗っている」(くわしくは先生のブログhttp://ameblo.jp/pkjyasu/でどうぞ)
とのことで、せっかくなので私も話を聞いていただいたのです。
今日はその「課外授業」のお話。
問1. なぜ夢を叶えたいのか
人とお話するときって、大抵はいまの話をすることが多いけど、
この日は将来のことを話していて。
文章を書いたり本に携わったりする仕事がしたくて、でもどうしたらいいのか、ということを述べていると
「なんで夢を叶えたいの?」
とその先生に聞かれました。
いままで「どうやって」ばかりに意識がいっていて、人に「なぜ」と聞かれるとすぐには言葉が出てこなくて。
少し考えたあと、「自分のことを好きになりたい」から、と答えていました。
将来の夢なんて別にあってもなくても文句を言われることはないし、
たとえ夢があったって叶えても叶えなくてもいいし
好きなことを仕事にしなきゃいけないわけじゃない。
でも私は好きなことをしている自分が好きで、
というか好きなことをしている自分以外があまり好きになれないから、
人生の大部分を占めるであろうお仕事で、文章に関わることがしたい。
人生の大部分において、自分のこと好きになりたい。
と、思っていることに気づきました。
甘いって怒られそうだけど、
そういうふうに好きなことで働いてる人の方が断然かっこよく見えるんです。今は。
問2. そのためにやるべきことは何か
好きなことを仕事にするという、脳内お花畑な理想を現実にするために、これからやるべきこと。
その質問には、「発信の質と量を上げること」とすぐに答えられました。
現在参加しているライターコミュニティ・sentenceでも「定期的な発信をすること」が課題になっていたので、前々からやろう、やろうと思っていましたが、
「確かにカレンさんに必要なことはそれだと思う」
と指摘されてはっとしました。
やっぱり人から見ても、それは不十分だったんだなあと。
見ていてくれる人がいるのはありがたいし、がんばらなきゃなあと思いました。
問3. 将来大切にしたいことは何か
合わせて、「将来大切にしたいことはなに?」とも聞かれました。
これも案外言葉にするまでに時間がかかったのですが、私は結局
人や街やモノを好きになりたいんだと思い至りました。自分のことも含めて。
水戸に住んでから、街を愛している人のことをたくさん知って。
地域で愛される食べ物やお店や手づくりのモノをたくさん知って。
自分のことだけじゃなくて、そういう人や街やモノのことも、書くことで好きになっていく。
その中には、たとえば「先生」のように、私がずっと苦手だったものもあります。
でも、以前のインタビューや今回の「授業」を通して、先生って教室で勉強を教えるだけの人ではなかったんだな、とわかりました。
誰かに道を示せる人が、先生。
教室の中にいると、どうしても規定の道ばかり示されているような気になって、苦しかったけど。
今回の先生の質問に答えることで、私の目標とするところまでの足場が確認できた気がしました。
教室の外に出たら、こんな先生もいるんだなあというのが新鮮で。
インタビュー記事を書こうとしていなければ出会えなかった人だし、わからなかったこと。
まとめ
自分のことを好きになるために、かっこよい大人になれるように、書きたい。
そのために、話を聞いたり情報を集めたりする。
その過程で好きなことが増えていって、
書くことでさらにそれらの良さを発信できたらと思います。
そんなわけで、しばらくぶりの更新でした。
これから騒がしくしていこうと思います。